メールサーバの置き換えで想定されうる諸問題と新機能に関する営業担当者向けの説明
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現在、メールサーバについては、サーバサービス中で一番力を入れないといけない分野になっていることを認識しています。(1)ウイルスメールの排除、(2)スパムの排除、(3)qmailの再評価、(4)SMTP認証の導入、(5)IMAP・ウェブメールの提供検討などの問題点を認識しており、基本的には新サーバへのサービス移行を検討しています。移行時には、(1)全利用者の設定変更によるメーラ設定変更、(2)ブラウザ設定ツールの操作方法の変更などの利用者への負担があり、最善策の検討が必要になります。なお、本文書は営業担当者向けに告知を行うものではありますが、移行を決定した上で告知しているわけではないことにご注意ください。
(1)ウイルスメールの排除、(2)スパムの排除
現在提供中のウイルスメール・スパムに関する検査機能をより強化したものへ更新することを検討中です。少なくとも、現状で利用するものとは別なシステムへの移行が必要な段階にあり、より複雑化するウイルスやスパムへの対応を真摯に検討しなければならない状況にあります。誤認などの状況も鑑み、より細かな調整が可能なものを検討するものです。(誤認については5月1日付けでコメント「メール処理における一部の誤認処理に関して」を出していますのでご参照ください。)
(3)qmailの再評価
現在、メールサービスの基幹を担うのは、qmailと呼ばれるシステムです。qmailはセキュリティに強い構造を持っており、多くのソフトウェアが脆弱性に対応するための更新を発表するのに対して、qmailは1.03というバージョン、すなわち3度のアップデートを行うだけに留まっています。状況を鵜呑みにする場合、qmailを使い続けることは妥当であると言えますが、周辺ソフトの拡充や安定性についてはアセダイスケが疑問を持っている状況にあります。
qmailは設計こそ安定しており、現状のサーバ導入時における選択として適切であったと判断するものですが、今日では必要とされる機能がqmailだけで提供できないなど、必ずしも必要とするものが網羅できる状況とは言えません。拡張したシステムは脆弱な状況を作り出しやすいとも言えるので、メール配送システムにはより多くの機能を持ったものへ置き換えることができないかを検討しています。
sendmailは多くの機能が網羅されているとはいえ、脆弱なシステムとして紹介されることも多く、設定などが大変難しいものです。現状では、Postfixと呼ばれるシステムを有力な候補であると考えています。Postfixは、現在でも機能を拡張しながら更新され続けているもので、周辺の環境も大幅に向上しています。アセダイスケが必要とする機能の提供も網羅されていることから、選択肢として適切なものであると認識しています。
(4)SMTP認証の導入
現在、メール送信については受信操作を行ったものだけが送付できる仕組みを採用していますが、多くのプロバイダがSMTP認証と呼ばれる、受信パスワードの他、送信パスワードを設定しようとする動きがあります。さらに今後は新しい機能を導入しなければならない状況にありますが、現時点ではSMTP認証の導入を行うことで他のプロバイダと同様のサービスを提供できるよう整備を行います。
なお、SMTP認証になると、送信をいきなり行うことができるようになります。例えば、メールを書いた後、受信操作を行わないと送信ができなかったことから、タイミングや操作方法によってエラーが出るなどの問題を抱えていました。しかし、SMTP認証では送信用のパスワードを使うため、認証された後は、受信状況に関わらず送信できるようになります。
(5)IMAP・ウェブメールの提供検討
現在、ウェブメールの提供は公式に行っていませんが、今後の利用においてもホスティングサービスである以上、ウェブメールの利用ができることは望ましいと言えます。外出先などでブラウザからメールを確認するための仕組みは、一般的にウェブメールと言いますが、現在提供を行っているサービスで網羅することができれば、利用者はより良いサービスが利用できます。
ウェブメールの利用では、一般的にIMAPと呼ばれる仕組みが必要になります。IMAPはPOPアカウントと違って、メールは各コンピュータではなく、サーバ上へ保管されます。例えば、外出先と自宅で別のコンピュータを使う場合でも、サーバ上にメールを保管するため、別々のコンピュータで別々にメールを受信しなくとも良く、常にどちらのコンピュータでも同じ状態が維持できるようになります。一般的には1GB程度の容量を提供したサービスがグーグルの提供するgmailの出現によって標準となりつつありますが、アセダイスケの提供するサーバでは現実的ではないため、100MBの利用へ制限するとはいえ、普段の利用で困ることも少ないでしょう。
以上のような仕組みを提供するためには、新しいサーバへの置き換えが必須となります。移行作業を行う間も、メールサービスを停止することはできませんし、移行作業は簡単にできるものではないため、別サーバを敷設することが安定した切り替えを行うのに不可欠です。サーバ提供者側での問題もありますが、他に、利用者への負担を強いなければならないこともあります。
(1)全利用者の設定変更によるメーラ設定変更
新サーバへの移行を行う際、サーバ位置が変更となるので、利用者側の設定も変更する必要が出てきます。移行に際しては、移行マニュアルなども用意した上で、一挙に移動するものではなく、少しずつ移動できるような措置を検討するものです。しかしながら、何もしなくても良いというわけにいきませんので、利用者への負担があることは注意が必要であると言えます。具体的な変更点として、「サーバ名」、「アカウント」、「パスワード」の変更に加えて、SMTP認証が加わった場合は、「SMTPパスワード」の設定も行わないといけません。
(2)ブラウザ設定ツールの操作方法の変更
新サーバへの移行でqmail以外のシステムを採用するため、qmailadminが利用できなくなります。仮にPostfixを利用する場合、Postfixadminと呼ばれるブラウザ設定ツールへの移行が必要です。操作感が若干変わるため、利用者への負担を強いることになります。全体の仕組みや概要が変わるわけではないので、qmailadminと比べて大幅に覚えないといけないことがあるわけではありませんが、操作感自体は画面構成なども異なることを留意しなければなりません。
以上のような検討が必要な問題もあり、移行については慎重に計画を行っております。
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